GW第二弾 飛騨の山路


ムーンライト信州81号

97号(臨時の増便:わたしが乗ったのはこちら)
 今回使用のムーンライト信州(おもに週末運行)は全席指定。出発2日前に指定席予約。出発当日、連休前の夜行発のホームは山男であふれる。毎回夜行では睡眠が問題となるのですが今回はわりとあっさり寝れました。

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塩尻駅
 塩尻の駅待合室には夜行列車を降り朝を待つ登山客が集う。その横を抜け駅の外に出る。5時出発。空は明るくなりつつあった。R20もこの地域この時間なら交通量が少なく奈良井川の道は悪くない。30分後見つけたセブンイレブンで朝食。この先コンビニは期待できないのでここで確実に食料調達。実際コンビニは高山近郊まで見つからなかった。安房峠が冬季閉鎖中のこの時期塩尻から高山方面に抜けるには野麦峠かR361の地蔵峠。後者の方が標高が低く楽なのですがインパクトを考え野麦峠越えに決定。
     
奥木曽湖は集落からちょっと登ったところにある

長野限定 カール松茸味
     
野麦峠頂上より乗鞍の山々を見渡す
頂上付近道路脇には雪が残る
     

峠には資料館がありかつての峠越えの出稼ぎの様子や
全国各地の峠の紹介をしている
   
峠への道のりはハード

道の駅 飛騨たかね工房 特産のうま辛玉を
利用した焼肉屋風?のラーメン

青影スナックも白影スナックもあります

高山の古い町並み

巨大なせんべい

高山城跡より夕日
 野麦峠では峠の茶屋にて書き置き。まだこの時期だと今年の書き置きは少ない。この峠を越えれば後は余裕。高根村の道の駅に続き寄った朝日村の道の駅ひだ朝日村では特産のよもぎ利用のアイスを食べる。美女峠には行かずR41経由で高山入り。ここで急に眠気に襲われたので店の駐車場で小休憩。3,4時間しか寝ていない疲れがここで表れた。高山が観光地というけれどどこを見たらいいのかわからないので駅の観光案内所で地図入手。伝統的な町並みが保存されている地域を歩く。そこで飛騨牛串焼き(200円)にありつく。他にも変わった店が並ぶ。ただ少々営業時間が短い店が多いのが残念。もっともこういう地域で夜遅くまで開いている店は雰囲気にあわないでしょうけど。城跡公園で日が沈むのを見てから駅前に移動し夕食にありつこうとしたが連休は人が多い。居酒屋or食堂で店の人と話すということはちょっと無理そう。町の中央を流れる宮川沿いの道にはところどころにベンチがある。インスタントの高山ラーメンと地酒久寿玉を買いそこへ移動し夜を過ごす。

5/4 


陣屋前朝市

宮川
 盆地の朝は10℃を下回っていただろう、寒い。高山では宮川朝市と陣屋前朝市の2つの朝市が行われている。朝市は早朝からの行動派にはうれしい。餅を買った。そしてこの日も先にコンビニが期待できないのでタイムリーで買出し。店の外で飛騨牛乳を飲んでいると目の前に車が止まり、そこから出てきた人に聞かれる「パナウ〇〇ブってどの辺ですか?」 ・・・地図でここから50km南の地点であることを説明しておいた。

小鳥峠
 白川郷までは青看板通りにR158+R156。清見村の小鳥峠を越えてからは車が少なく快適。道の駅荘川では昨日に引き続き飛騨牛串焼き。合わせて白川茶ペットボトル。ここから交通量がやや増える。
    

荘川の里

     
 合掌造り、といってもどこに行って見たらいいのか? という状態であった。最初に見つけた荘川の里というところに入る。ここには重要文化財の合掌造りが保存されているほかに化石の資料館がある。

荘川の里入口にて

荘川の里はこの川の両端に展示があり
橋で結ばれている
     

荘川桜と御母衣湖

     
 荘川桜はダム建設の際この地に移転されたもの。山間の村の桜はこの時期でも花を咲かせていた。御母衣湖沿いに進む。湖の北には無料で見学できるダム資料館がある。雪残る白山連峰を見ながら白川村入り。世界遺産合掌造り集落のある荻町地区へ。

白山連峰

荻町集落入口

荻町集落

明善寺資料館(県重文)内部

 明善寺資料館内部

和田家(国重文)

展望台より集落全体
 全部で80くらいの茅葺き屋根集落が保存されている姿は圧巻。そのうちの1つ明善寺資料館に入る。三角の屋根の屋根裏部分はけっこう広い。その下に茅葺きに用いられている道具が展示されている。また"ゆく年くる年"で合掌造り集落が放送されたときの写真が展示されていた。
 集落内のどぶろく祭りの館に惹かれるものもあったが先のことを思いやめとく。人が多かったので和田家は外から見るにとどめる。この集落内は交通規制が行われているのだがそれでも車が多い。相倉集落(後述)のように全面交通禁止にしてもいいのでは? 連休だからというのもありますが山間の村という感じがしません。

岩瀬家(重文)
     
菅沼合掌造り集落
 岐阜→富山→岐阜→富山→岐阜・・・7つの橋による県境交差地域を経て富山県。ここまでくると道の駅の特産品を見ても飛騨色は薄くなる。このあたりは「五箇山」と呼ばれる地域になる。
 くろば温泉に寄ってからそこから1kmほどの菅沼合掌造り集落に行きそのそばの青少年旅行村でテント。この合掌集落は規模が小さいのが残念。そして到着が日没前だと開いている店も多くなかったりで。夕食は店でキムチパスタというものを見つけたので豚肉とからめて豚キムチパスタってどうでしょう? お酒は富山ということで"立山"で・・・。

 *この日の宿泊地上平村にはボタンを押すと民謡が流れる橋がありました。これについて私は何かの番組で見た気がするのですが・・・知っている人いたら教えてくださいね。

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相倉合掌集落入口

民族館1階

民俗館2階(屋根裏)

集落は山の中
 朝は比較的ゆっくりの6時半起き。そこから10kmの相倉合掌集落は8時から公開であったので急ぐこともなかった。相倉(あいのくら)集落は車が進入禁止。合掌造り集落は荻町、菅沼、そしてここ相倉の3ヶ所がありますが私はここが一番好き。生活感がある感じで。他の集落も自動車進入禁止にすればよいと思う。そして山々の眺めがいい。連休であっても早朝は人が少ない。ゆっくり歩いた。

五箇山トンネル城端側

水車ロードから
 少しばかり登って長い五箇山トンネルをくぐり城端(じょうはな)へ下る。平野には水田が広がる。水車が並ぶ道があるというので行ってみたら迷ってしまった。道の駅福光でどじょうのかば焼きとます寿司を食べ昼食にした。

医王ダム

医王ダム反対側

犀川

急行のと
 国道を避け県道27で金沢行き。県境を越えると道がせまくなる。地図に載っていない医王ダムで小休憩。そのまま下れると思っていたら通行止めで県道209に回り道。回り道は登り、それに加え3日続けての好天で暑かった。市街地に下りたら8番ラーメンでとんこつラーメン。その後この春から金沢に移った友人宅へ。久しぶりに会いお互いの近況などを話した後近江町市場へ。夜になると開いている店はあまりなく寂しい感じもするその一画の店に入り海鮮丼やブリかま等日本海の幸を満喫。気分よくなってから金沢駅に行き夜行急行のとに乗り込む。乗り心地はムーンライト信州より少しましという程度なのですが富山から高崎まで熟睡。早朝に都内到着。