関西修行

毎度のように連休直前までどこに行こうか迷う。
新宮から十津川を通り高野山に抜ける興味がありました。
しかし川崎〜那智勝浦フェリーは廃止されており、鉄道で行くとしても時間がかかり断念。
さらに目的地を探すべく日本百名山のサイトをのぞいたところ関西南部に百名山は2つあり、しかも近接していて
2つまとめていきやすい、さらに一般の体力でも登れる。大台ケ原は多雨により独特の植生があり、
大峯山は関西一の高さ。山の特徴もしっかりある。そして山を基準としてコースが設定されました。



5/3

GW初日、5時過ぎに起きて準備、東京駅へ。
これまで何度か使っている東北・上越新幹線ではなく東海道新幹線改札へ。
早朝から窓口には多くの人が並ぶ。自転車を持っている人も2人ほど見つけた。
東海道新幹線のホームは複数あり、また臨時便を含め多数の発車があるので
選択に迷う。30分ほど待って通路に立ちながらのぞみに乗る。
のぞみは初でしたがこのような状態でしたのでくつろげず
(1時間待てば座って乗れたのでしょうけど)。
加えて眠い。京都駅で乗り換えるのは近鉄。今回の目的地は吉野
なのですが路線図の解読にひと苦労。行き先がいろいろあるし・・・。
解読して急行に乗る。寝る。
市街地を走る電車も吉野線に入るとのどかな風景となる。
途中で多くの人が降りたのは明日香村。
歴史で有名なところはここにあったんだ。
その先で地図を開き降りるべき駅は終点吉野ではないと知る。
吉野山は桜が有名ですがもうシーズンは過ぎているし
今回は触れず。下車駅は大和上市。案内所でパンフを入手。
進むべき道が山に向かっており野宿場所に困りそうだったので
そこで相談してみる。
大台ケ原ドライブウェイ分岐箇所というヒントをもらった。
コンビニは吉野にしかないようなのでここで明日明後日の分も考え買出し。
普段は買わない2Lの水を買い自炊にも備える。
6枚切りパンやシーチキン2缶あたりもその例。
昨年の夏以来となる本格的な自転車走行。
国道169を一日ゆっくり登るような形になる。
天気がよく道の駅川上は車が多い。自転車集団もいた。柿の葉寿司を食べた。
さらに進むと鍾乳洞を発見。500円払って洞窟の奥までは10分。
天井が低く狭い場所があり進みにくい。
先に聞いた大台ケ原分岐に着くと食堂が。
この先店があることを期待できないのでここで猪肉ラーメンにありつく。
野宿場所について聞いてみると、この付近は特に向いているわけではないらしい。
大台ケ原分岐から40分ほど進み、伯母峰峠にて野宿。予想通り圏外。
展望スペースの東屋にテントを張るが、駐車場には車内泊の人もいた。

猪肉ラーメン
  
鍾乳洞

5/4

もやがやや残る中登り開始。
大台ケ原への道は関西の自転車ロードレースの舞台でもあり
登りが続くが眺めは非常にいい。
何十台もの車に抜かれ、2時間後に上に到着。
早朝であっても人はいる。売店でおしるこを食べ体を温める。
外には関西弁の自動販売機があり、「おおきに」と音声が流れ爆笑。
大台ケ原は駐車場から頂上まで高低差100mちょっと、40分ほどで行ける
百名山のなかでも楽な山。
本来はかなり雨の多い地域のようだが、この日はそんなことはなかった。
鹿と台風により植生が荒れた地域を回る。
正木ヶ原、牛石ヶ原、シオカラ谷と回るコースはそれほどきつくない。
吊り橋のある河原では休んでいる人もけっこういた。
最後登りをこなして時間通り1周して駐車場に戻る。
そこで初めて大台ケ原最大の見所である大蛇ーへの分岐を
見逃したことに気付く・・・。
気持ちを切り替え売店で食事、そして水を購入し先に備える。
駐車場はさらに混雑し車が入りきれず、入り口ですれ違うのに
時間がかかっていた。
その横をすいすい下る。行きは余裕が無かった景色を楽しむ。
昨日の分岐まで戻り、新伯母峰トンネルを通過。
行者還トンネル方面へ再び登り。車通りは少ない。
5時半にトンネルを抜け、登山口の駐車スペースにテントを張る。
自転車の登りと山歩きで足がやばい。

5/5

5時に起き6時より登山。
登山道ははっきり見渡せるものではなく、一人なら迷いそう。
連休で人がいることが助かる。
木々を抜け7時大峰奥駈道出合。ようやく視界が開ける。
やや平坦な道を抜け8時聖宝ノ宿跡。ここからちょっと登り。
さらに雪が残り場所によっては雪の上歩かなくてはならない。
雪は想定しておらずそのような靴も全然用意していなかったことは少し反省。
前の人の足跡を頼りに進み9時弥山古屋。
ここで水が少なくなる。
期待した山小屋は開いておらず、また湧き水を探すも見つからず。

弥山小屋から八経ヶ岳

八方睨から

水をあきらめとりあえず山頂に行くことに。30分ほど歩き八経ヶ岳山頂に到着。
昨日に引き続き晴れて気持ちいい。
埼玉から来たという人に話しかけられお互いの行脚を話し合い。
ついでに水をもらうことができた。
10時15分に下山開始。先ほどは開いていなかった山小屋で
さらに水を補給。13時半に行者還トンネル西口へ下山完了。
  
八経ヶ岳山頂から
テントをたたみ五條方面へ川沿いに下る。
みたらい峡まで行くとようやく人出が。
西吉野温泉で汗を流し五新線用地を見て
五條、そして和歌山県に入り橋本。
わずからながらも休まる時間を過ごした後
橋本駅前のコンビニで夕食。
橋本橋ふもとの空き地にて
テントを張り就寝。
 
みたらい峡


ここで寝ていました

玉川峡
5/6 
当初は大台ケ原、大峰山の2つの
登山のみ確定でその後の計画を
はっきりさせていなかったものの
ここにきてようやくこの一帯は
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
に含まれることに気づき
それならばと思いそこに含まれる
高野山に行くことにする。
国道371は交通量があまり多くなく
静か。ゆっくり登って行く。
  

しろあり

UCC上島

織田信長

豊臣秀吉

ビルマ戦没者

消防士

花菱アチャコ落書塚
高野山は金剛峰寺しか知りませんでしたが関連建築ほかいろいろ
あるようでにぎわっていた。
まさかお墓を見るのがおもしろいとは思わなかった。
戦国武将ほか歴史上の偉人が地域関係なくいくつも。
そして法人のお墓。お墓巡りのみで1時間半費やす。

昼食は木の葉丼と高野豆腐。高野豆腐のこの食感が好き。
金剛峰寺は外から見るにとどめていろいろな品がありそうな霊宝館に入る。
阿弥陀如来、不動明王、弥勒菩薩、曼荼羅・・・絵画や仏像や仏具など。
(撮影禁止につき写真なし)

高野豆腐

木の葉丼

金剛峰寺

キーフェルのパフェ
国道480、370と下り橋本へ戻る。
南海高野線に沿うように大阪府入り。ようやく市街地。
河内長野、大阪狭山、堺と進んでところで日が暮れる。
仁徳天皇陵は外周からその大きさを推測するにとどまる。
明日は雨確定なので新幹線乗るだけであまり行動できないだろう。
今日は野宿できないだろうから満喫なり休むところ探さないと。
そんな思いであべの筋、谷町筋と通り21時梅田着。
新梅田食道街の串カツ屋に行きたかったのですが閉まっていたので
阪急の地下のキーフェルでジャンボストロベリーパフェを。
気になることはありつつもやっぱり大阪駅から近い、安いということで日が変わってから
やっとカプセルホテル大東洋に。


阪神梅田駅

JR大阪駅

阪急梅田駅
5/7
あまり雨降っていなかったので梅田から新大阪まで自転車移動。
一方通行が多くわかりづらかった。
新大阪駅で串カツを食べる。関東で使うためにICOCAを購入。
GWであっても新大阪始発なら座れる。
1時間待ってのぞみに乗って帰還。

ヨドバシカメラ梅田

新大阪駅の串カツ定食

ICOCA

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