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A road for 全県制覇

 1年の夏、夏合宿地七尾―新潟から始まったツーリング。それはいつからか目指すようになった全県制覇。それに少しずつ近づき、そしてそれはだんだんと具体的な形となってゆく…あと少し…。

82日 光の方へ  門司―秋吉―光 160キロ


対岸の下関

関門橋
 6時半出発。どこにあるか疑問だった関門トンネル人道入り口は関門橋そばすぐに見つかった。エレベーターに乗ろうとしたら反対方向下関のほうからきたチャリダーに出会う。下りた後1キロほどの道を走り本州下関側のエレベーターへ。さようならみどり牛乳、デーリー牛乳、アイショップ、エブリワン・・・。そして本州山口県(44)上陸。通行料100円を料金箱に入れトンネルを後にR9へ。ついさっきまでいた門司が見える。下関といえばふくであるが早朝のため市街地を避け通り過ぎる。県道33R435で最短距離で秋芳洞。着いた時刻11時には暑くなっていたが鍾乳洞の中はひんやり。百枚皿などが有名な洞内は端から端まで1.5キロほどありかなり広い。3億年の歴史により作られた地形は壮大だ。道の駅美東で瓦そばを食べた後暑さ回避に休憩室で1時間寝る。300mもないR435最高地点を越え山口市(41)へ。歴史ある湯田温泉で疲れを癒す。小京都山口は日本一小さな県庁所在地。なんか寂しいな。みかんゼリーを買いザビエル記念聖堂を遠くに見て町を後にする。山口からは長門峡をへて日本海側へ・・・ではなくR262をへて防府からR2へ。バイパスの長いトンネルの空気の悪さにうんざり。後のことを考えナイトランで距離をかせぐ。下松からR188で流れ早い。光市虹ヶ浜海岸(日本の渚百選)にて野宿。砂地にテントを張ろうとしていたが、ロープの仕切りを越えすでに真っ暗な海の家に上がり、畳の上で寝る。←真似しないように
人道トンネル内

秋吉洞

秋吉台

83日 山「陽」  光―宮島―広島―東広島 150キロ


虹ヶ浜海岸

錦帯橋

 5時に起き早々と撤収。R2直進より距離は伸びたもののシーサイドロードを快走。柳井港からは四国行きのフェリーが就航しておりこれをツーリングに利用するのも面白いかも。岩国市の錦帯橋は日本三大奇橋のひとつ。今年の11月からは半世紀ぶりの架け替え作業に入る。行く前は見るところはこの橋だけだと思っていてその周辺にも見所があることは知らなかった。しかしここからロープウェーで行く岩国城は工事中。またここには幸せを招くといわれるシロヘビが飼育されている。橋近くには佐々木小次郎像があった。ここから山口県脱出までは道が悪かった。暑い。道路の表示は37℃。それでも午前中に90キロと昨夏の北海道以来のペースで走り正午の宮島行きのフェリーに乗る(JR)。宮島ではまず穴子めしを食べる。そして厳島神社へ。周辺にはシカが多数生息する。自転車を置いていこうとしたらパニアバッグの中の冷凍麺をシカにあさられる。8頭ほどのシカが冷凍麺に群がる。もちろん冷凍だからなかなか食えない。おそるべしシカ。海岸に建つ神社を回った後は清盛神社、千畳閣、五重塔と回る。時間あれば弥山の方にも行きたかった。もみじ饅頭を食べ、カープやサンフレッチェの優勝祈願に使われた大しゃもじを見て3時間ほどで宮島を後にする(松代)。再びR21時間ほど走り広島市(42)。平和記念公園では3日後に控えた式典の準備がされていた。原爆ドーム、広島市民球場、広島城を見て広島駅。駅2階にはお好み焼き屋が並ぶ。その一角にはメニューの名前がカープの往年の選手の名、ドリンクが球種の名となっている串焼き屋が存在した。岡山県はすでに行ったことがあるので次目指すは島根県。R54という手もあったがR2を東広島中心部まで行き東広島市役所裏の西条(さいじょう)中央公園で野宿とする。


フェリーより厳島神社

原爆ドーム

市民球場

84日 暑き縦断  東広島―掛合(島根県) 130キロ

 山陰に抜けるべくの移動日。R375を淡々と。ちょこちょこアップダウン。福浦町でがけ崩れのため通行止めあり。回り道は西の河内町を通る大回り。しかもそこから豊栄町に抜ける道は実にわかりづらかった。まっぷるには載っていない小道から町境を越える。沿線はずっと三次まで見るとこなし。暑さは昨日を上回る38℃となった。三次まで行けば風土記の丘やワイナリーがある。しかしそこも通過。道はR54へ。道の駅ゆめらんど布野の名物を期待したものの特になく普通に昼飯とする。この日一番の高さの峠(といっても500mほど)を越え島根県(45)入り。赤来高原、頓原、と道の駅をつなぎ野宿は道の駅掛合でする。併設された公園には炊事場がありキャンプは余裕で可能であったがこの日は土曜日にもかかわらず人がいなかった。まあ一人用意するには楽だけど(といってもこの日はレトルトカレーだけど)。食事後休憩室に移動。7時を過ぎているのに入れた・・・どうやらここは夜になっても閉まらないらしい。その上道路交通情報が表示される大画面スクリーンがある。といってもこのスクリーン、チャンネルを変えテレビを見ることもできた。冷房きく中野球観戦、うーん野宿らしくない。9時になり寝ようとしたもののなんか寒い。外に出てベンチに横になる。しかし寒い。昼はあんなに暑かったのに。まさか今回のツーリングでシュラフを本格的に使うことになるとは思わなかった。大分で購入したかぼす酎を飲み寝る。

85日 出雲はそば  掛合―出雲―赤碕 140キロ

 朝は前日購入した豆腐うどん…うーん微妙な味。R54→県道51R184→県道28あたりで出雲大社。出雲大社、正直な感想をあげるとどこをどう見たらいいのかわからなかった。とりあえず中心らしき建物の前で写真をとる。出雲大社には多数の絵馬がかけられている。しかしハート型の絵馬はどうかと思った。復縁願いもどうかと思った。朝から開いていた店で出雲そばを食べることにする。周辺の大社駅や出雲大社前駅に寄り大社をあとにする。R431で宍道湖湖岸を快走。松江市(43)へ。行きたかった松江温泉は日曜定休日。松江城を見て松江駅。やはり出雲そばを食べる。R9は道が狭い。境港の方を通ればよかったかな。ともかく鳥取県(46)入り。米子市は皆生温泉へ。温泉浴場はOUという名で浴室はO型、U型造りとなっている。O型はただの円状だから想像つくとしてU型って…しかしこの日はOが男湯、Uが女湯(日替わり)だったため確認できず。近くの海岸の海水浴客がたくさんいた。ここからR9は右に大山、左に日が沈みゆく日本海。道の駅が連続する区間は先の方まで走ろうとしたものの最初に入った道の駅ポート赤碕はポプラ併設で非常に便利であったためそこまでにしたのでした。


宍道湖

86日 因幡の大移動  赤崎―鳥取―豊岡 160キロ


白兎海岸

 道がいまいちだったR9も大栄町に入ってからはバイパスで走りやすくな  る。道の駅大栄町にあった看板には「名探偵コナンに会える町」(作者はこの町出身)。羽合(はわい)町には、はわい温泉に加えハワイ海水浴場まであった。泊村からは日本海がよく見えるように。R9は海岸をそのまま行き鳥取市(44)の因幡の白兎伝説の白兎海岸へ。ここから道は海水浴客で渋滞。そんな中セイコーマートを発見、思わず入ってしまう。こんなところにあるなんて…。しかしその後も見つけ鳥取市内には3店舗が確認された。北海道の次は鳥取進出か?鳥取駅で食事を探すもいまいち見つからず。見つかったのは目玉のおやじかまぼこだ(鳥取県境港市は水木しげるの出身地)。安く松葉がにが食べられればと思ったがそれがかなう店はない。昼飯さえもセイコーマートで調達。そして鳥取砂丘へ。外国のものに比べれば確かに規模は劣るのかもしれないけど、それでもけっこうな広さがある。ラクダの看板前で記念撮影。思わず砂地に寝転ぶ→砂が熱くてすぐ起きる。海岸を目指し歩くツアー客が点のように見える。それだけの広さはある。そのまま砂丘沿いの道を行きR178を選び兵庫県へ。過去に兵庫県を通ったときは赤穂―尼崎と走ったから今回は反対側を通ることになる。播磨灘の道は平坦だったけどこちらはそうでもない。この日の温泉は浜坂温泉。40メートルもの高さの余部鉄橋の下を通り県道11を行き道はなお海岸。日が暮れかけ竹野町青井浜キャンプ場も考えたが周辺に店があまりなかったので先へ。そして進んだ道は急勾配。日が暮れる。辺りは暗い。そんな中店を見つけ買出しを済ませ豊岡市気比の浜キャンプ場にたどり着く。京都府はもうそこだ。




余部鉄橋

A  road  for  夏合宿

 残るは1県となった。しかしひとまず合宿へ。しばらく周りのことはあまり考えないで走っていたがここにきていろいろな人が浮かぶようになってきた…ソロツーリングも2週間が経過・・・あまり連絡とっていなかったなあ・・・そうだ、合宿だ…合宿を目指し…合宿に間に合うように行かないと…。

87日 京都と雷 豊岡―天橋立―丹波 140キロ

 目標は天橋立。丹後半島を回りたかったが距離を考えあきらめる。朝から三原峠を越えR312に入り比治山峠。比治山峠は新道トンネルができていて楽々。その後はやたら単調だった。傘松公園方面に行き北側から天橋立。通れる車両は自転車と原付のみ。ここを通れるのは自転車の特権だと思う。レンタサイクルで回っている人もいる。しかしここに普通に海水浴場があるのにびっくり。まあ砂嘴で砂浜海岸であるけれど。これで松島、宮島と並び日本三景制覇。わたりきった南側にある文殊堂に行く。昼飯はこの辺でとれるというあさりそばとする。残る福井県に行くにはここからR178を行けばいいのだが合宿のことを考え県道9で南下。突然の激しいにわか雨。雷が近づく。北近畿タンゴ鉄道の高架の下へ避難。そこに座り込み1時間寝てしまう。普甲峠を越えたところで再び雷雨。二俣駅に逃げる。ここまで2週間、にわか雨はあっても強い雨はなかった。思うように進めない。そういえば1年前の春京都に行ったときも雷が 鳴っていた…どうも京都は苦手だ。合宿地までの距離を考えるとこの雨は痛い。再び1時間ほどで雨はやむ。距離をかせぎ明日以降に余裕をもたせるナイトランをしなくては。福知山で温泉を発見。雨にぬれて体は疲れていた。こんな市街地での発見に驚き。早速向かう。そこには4人ほどのチャリダーが。「天橋立にもいましたよね?」と尋ねられる。なんと天橋立から同じところを走ってきたというわけだ。そして僕の自転車のステッカーに気付き「最東端行ったんですか?」と。彼らは京大サイクリング部で最西端→再東端を目指しているとのこと。うーんステッカー効果だ。最東端のことを語る。温泉に入り、天下一品の大盛りラーメンを食べてエネルギー充填。一桁国道なら何とかなるという思いで始めたナイトラン。場所によってはトラックの居眠りエリア(パーキング)があるような静けさ漂う暗いところも。9時にたどり着いた道の駅丹波はまるで郊外のショッピングセンター。本屋もマックもコンビニも入っている。便利なのはいいけど少し明るいな。それでも場所を選びコンビニでお湯をもらいカップ麺を食べてから寝る。野宿っぽくないなあ。残りは280キロ、がんばらないと。

天橋立

88日 たぬきの里 福知山―信楽―上野 140キロ



信楽

 最短だからとR9。亀岡からは通勤ラッシュで道が込む。五条通りで京都市横断。まったく素通りというのもなんかさびしいので駅へ。それで行った新福菜館は痛恨の水曜定休。そういえば砂蒸し温泉の定休日も水曜だった・・・あれから2週間か。仕方がないので隣の第一旭に入る。そこそこおいしい。でもやはり新福菜館の方がうまいと思った。京都駅では抹茶プリンと京のお番茶どす(こういうネーミング)を購入。京都〜大津は1年春にも通っている道。セイコーマートを大津でも2軒発見する。以前は大津から北の米原へ向かったが今回は南へ。川沿いの県道16を行く。信楽高原という名だけど登りはほとんどない。そしてこの日は日差しが強くなく今まで必要だった昼の休憩がこの日は不要だった。信楽ではたぬきが歓迎。たくさんのたぬきの焼き物が町のいたるところにならんでいる。なんだか見ているだけで楽しくなる。つい1つ買ってしまった。陶芸の里から町を一望。R1+R23なんかを行く気にはなれなかったのでR422桜峠から三重県へ。名ばかりの3桁国道は道が合っているのかを不安にさせる。それでも迷わず5時半には上野市街へ。ここまでくれば明日の距離はなんとかなる。城下町は歴史的な古い町並みが保存されている場所もある。いかにも銭湯とかありそうだったので駅前をうろつき見つける。そしてR422を南下。日没後にわか雨。すぐ近場の農協の倉庫みたいなところの下に避難。雨が強まったのでそこで野宿決定。はす向かいには交番があったけど。マックスバリューで買出しをしたときつい引かれた伊賀牛を使い焼きそばを食べる。横になる。倉庫には危険物取り扱い注意の文字があったけど。一人旅ももう終わり、そう思うとなかなか寝られなかった。

89日 鹿児島から来ました 上野―賢島 140キロ

 「行かないと」、そんな思いの中5時に走り出す。山間の町は朝霧が残っている。阿保の街道を通り名張へ。そこからR368は比奈知ダム脇を通り名張川を上流へ。といっても登っている感じはない。山間の町は落ち着くなあ。一度奈良県に入り再び三重県。飼坂トンネル前には道の駅美杉ができていた。しかし8時半では開いていなかった。トンネルの西側には路面が濡れているところが。脇を見ると湧き水が溢れておる。補給する。飯南との町村境の峠はカーブが連続し道が狭い。所々に車のすれ違い待避所が見られる。しかしこんな所は車が少ない。それでも峠を越えたところでチャリダーとすれ違う。どこにでもいるものだ。9時半には道の駅茶倉駅へ。伊勢うどんを食べる。汁がないものとは知らなかったのでびっくり。暑くなる前に峠を越えてしまったので後は余裕だ。桜峠をいつの間にか越え多気からは交通量少ない県道13で伊勢へ。時間に余裕があったので途中の玉城で温泉へ。出たところで雨が降り出す。これで3日連続のにわか雨だ。3日目になればにわか雨に対しても止むのを待つ余裕が生まれる。まあ時間的余裕があって初めて待つ余裕は生まれるのだけど。サークルKで宿に向けて最後の買出し。にわか雨に合い時間がなくなったので伊勢観光はなし。まあ1年前に行ったからいいか。県道32志摩路トンネルをぬければ宿はすぐそこ、というところトンネルの中で久しぶりにパンクする・・・直してしまえば後は下り。R167に入ってしまえば後はわかる。宿手前で買出しに出ていた濱崎を見つけついていって宿に到着。鹿児島からの約2300キロの道は無事賢島までつながったのでありました。


比奈地ダム付近にて

A  road  for  47

 残るは1県、最後の場所へ…。ひとつの物語はひとつの区切りへ・・・。

812日 松阪牛丼  合宿地―津―三重岐阜県境 150キロ

 再び一人になり行くと決めた地へ再び県道で伊勢へ行きそこから県道37で北上、松阪へ。一年前には高くて断念した松阪牛をなんとかして味わおうと店をさがす。すると高級肉松阪牛を庶民にも味わえるように定食として安く提供という文句の店を松阪駅近くに発見。15分ほど並んで中に。しかしメニューに並ぶ定食類はどれも2000円以上、どこが庶民的なのだろう(それでも5000円からとなっていたステーキ類に比べれば安いのだが)。そんな中最も安い1300円の牛丼を見つけ注文。出てきた牛丼は卵とじ、さすがに肉を敷き詰めたようにはなってないか。それでも味は十分。牛丼という安さの代表を最高級の肉で食べる、このギャップがたまらない、ステーキは食べられなかったけどこれはこれでよかったかもしれない。県道24R23で市街地を通過、道はここまで実につまらない。それでもR306に入ってからは静かな道をのんびりと。この日も日中は涼しい。降り出したにわか雨に30分休み。その後もR306で北上を続け関が原手前の藤原町で野宿場所をさがすことに。しかしR306は道沿いずっと木々が並ぶ。脇道に入り日瀬小に向かうが工事中。辺りを探し交番の裏の幼稚園の公園へ。雨が降り出したので建物のひさしの下へ移動し回避。今日は予想していたより距離があり苦労した。合宿で休んだものの体はやはり疲れている。

813日 ・・・たどり着いた場所 三重岐阜県境―福井石川県境 190キロ

 起きたときには雨はあがっていた。県境を越え岐阜県へ。関ヶ原では1年春に通ったR21と交差。今回は1日で結んだ津―関ヶ原、あの時はツーリング初日と最終日に結んだなぁ。401年目の古戦場を通り今度は滋賀県へ。再びセイコーマートを見つける。滋賀県も進出ターゲットになっているのかも。山裾の道はいい感じでも途中の看板で見つけた金糞岳には行きたくないなあ。北国街道のアップをおそれて木之本からR8。一瞬びわ湖が視界に入る。西浅井町近江塩津駅を過ぎると道は山に入りその場所が近づくことを感じた。10時に200mほどの小峠を越え47番目の福井県へ。ずっと走ってきた、記録達成の実感はすぐにわいた。興奮冷めやらぬまま敦賀市街へと下りそこからはシーサイドライン。暑い日中海岸にはたくさんの人が。トンネル連続の断崖ルートは親不知を思い出す。あの日も暑かった。それでも午前中に90キロのハイペース。道の駅河野で1時間避暑。武生トンネルを越えてしまえば後は平地。広域農道に入ってしまえば流れは速い。3時に福井市(45)に入る。福井駅ではおろしそばと羽二重餅。なおも県道5で北上。少し時間があったので三国町三国温泉では浴室から夕方の日本海を見る。全県を回り・・・福井県も回り・・・そして日が沈む直前たどり着いたのは福井県最後の観光地点・・・東尋坊だった。荒々しく侵食された柱状にそびえ立つ安山岩の崖の上、日本海に沈み行く夕日を静かに見届ける・・・涼しい・・・しかし人が多いのが雰囲気壊すなあ。ここは夜でも来る人がいそうなので野宿をあきらめ暗い県道7R305を移動。石川県にあと500mというところの観光センターのトイレ前のベンチで寝る。三重―岐阜―滋賀―福井と大移動、そして石川はすぐそこ。この距離はこたえた。


東尋坊

A  road  for ・・・

 そして向かうところは・・・。

814日 出発点 福井石川県境―金沢―津幡 70キロ

 今日は本当に今回のツーリングの最終日。5時に起きてR8を行く。進行方向に見える朝日がまぶしい。2年前のツーリングの出発点、石川県へ。さすがにR8は朝でも交通量が多い。8時に金沢市(46)到着。工事中の金沢駅で笹寿司を食べる。金沢城跡を見てR159北上。2年前に通った高岡まで行きたかったが暑さに閉口、足も疲れがたまっている、そして今日中に実家に帰ることになっていたので津幡輪行。鹿児島から始まった過去最長のツーリングは終わりを迎えた。電車に乗るとすぐに富山まで熟睡、高岡を見ずに通り過ぎてしまった。そしてここから先北陸本線はR8と並走。2年前のことが思い出される・・・もう親不知は走りたくないな・・・。

総日数 23日(合宿以外全野宿達成) 移動距離 約2670キロ
                                                       おしまい

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