春のサイクリングビート330

前ラン 3・14〜3・22

 前ランのコースを決めるにあたって井出が九州、植木が四国を走ると聞いていた。走る日数上同じところを走ってはその距離と内容で負けるのは目に見えていた。そこで浮かんだのが紀伊半島を回ってから四国に行くというもの。去年の春合宿は紀伊半島だったからそれもいいと思い決定(去年の春合宿のコースは確認していない)。そのスタート地点は…つ(津・三重県庁所在地)に決定。

3月14日  休む間もなく
   
 山形での免許合宿無事終了。東京に戻り家に着いたのが8時前。急いで準備をして9時半ごろ家を出る。自転車は部室倉庫に置いておいたのでテントやキャリアなどたくさんの荷物をもち井の頭線に乗り部室に。自転車を倉庫から出しキャリアを付けようとすると…ねじが見当たらない〜。しょーがないので工具箱に入っていたてきとーなねじを使いキャリアを付ける。渋谷で友達と会い渡すものを渡し輪行。友達に見送られ電車に乗る。品川で降り大垣行きの臨時夜行に乗り換え。12時前に電車は動き出した。免許合宿から戻ってきて休む間もない出発。急いだので汗をかいてしまった。席は快適というわけではないけどすぐに眠りについた。

3月15日  「たちつてと」の「つ」スタート   107k

 5時過ぎに目が覚める。だんだんと窓の外が明るくなってゆく。名古屋には6時ごろ着き関西本線に乗り換え。紀勢線への乗換亀岡駅のひとつ手前の駅で学生が多く乗ってきてその話し方から西の方へきたことを感じる。紀勢線に乗り換え今回のスタートとして選んだ つ(津)で下車。腹がへっていたので駅の立ち食いに入る。そして改札を出ようとするとメーターが自転車についていないことに気付く。辺りを探すが見当たらない。最初からやる気をなくす・・・と思ったら輪行袋の中にあった。輪行をといて出発は9時。やはりこちらは暖かい。昨日は雪の降る中にいたのに。R23に沿い気持ちよく進む。松阪に入ってからはステーキ屋の看板の案内に沿って進む。結果的に松阪の駅前に。ここについたのが10時半。看板の店はやっていない。近くにあった別のステーキ屋を見ると…その値段にびっくり。とても手がでない。駅前の看板には人にやさしい町松阪と書いてあるが財布にはやさしくないようだ。弁当にしようかとも思ったがそれではやはり味気ないということで安い店を探し松坂定食というのを食べる。肉の量は多くはないけど満足。そこにおいてあった新聞はもちろん中日スポーツだった。その後伊勢を目指し走ると沿道に松阪牛食べ放題の店をいくつか見つける。ここでもよかったかも。そして着いた伊勢神宮。平日にもかかわらず参拝客はけっこういる。それらを見た後は赤福を食べ一休み。それから海岸に抜けR42。夫婦岩・真珠島(入ってはいない)を見た後はR167の山の中に。近鉄線と並走。県道17へ。途中コンビニで伊勢のうどんを見つけたけどバーナーがなくて残念。浜島町で銭湯風の温泉に入る。それから5,6キロ走り磯笛峠を越え海岸近くのテント場に行く。電気がついていたのに9時には消えてしまった。風がやや強かった。

3月16日  年間降水量日本一の尾鷲   145k

 強い風と雨により起きたときにはテントが崩壊。中が湿っていた。そんな中朝飯を食べテントをたたむ。尾鷲に行く日はこんなものなのだろうか?朝からずっとR260。ホントにここは国道なのかな〜?というところも。リアス式海岸のアップダウンを体感。それでもわりとペースよく進む。昼飯はスーパーで買った「てこね寿し」。そのあとR260の難所の錦峠に。先の登りが見えるいやらしい峠だった。1時間ちょっとでそこを超え紀伊長島に入ったころには雨はだいぶ弱くなった。R42に入り尾鷲へ着いたのが5時前。時間的に少し不安になったが道の駅及びひのき風呂を目指してR42の山の中へ。しかし今日すでに一回峠を越えた疲れか思うように進まない。結局峠を越えたところで日は暮れてしまった。ま、後は下りだしという気持ちで進む。そして道の駅に着いたがひのき風呂は見当たらない。テントを張るにも適当な場所がなかったのでもう少し進むことに。朝ひどい目にあったのでテントを張る場所は選びたかった。少し進んだところにあった店に入り夕食に。そこで食べていると近くにいた人からいろいろと聞かれる。大学を聞かれたので名乗ると「上祐みたいになるなよ」と言われてしまう。「なりませんよ」と答えても「こういう奴が危ないんだよな」と返されてしまう。なるわけないっての!宿について聞かれたので今日はまだ野宿するところを決めていないと答えると「うちにくれば」と。その人は独身で空いている部屋があるとのこと。そしてその場所はこれから向かう熊野。朝苦労したこともありこの好条件にすぐにのってしまった。急坂佐田坂に注意して下り市街地に出たすぐのところにあった。雨でぬれた体を風呂で温め布団で就寝。感謝感謝!

3月17日  ミッドナイト   177k
入場料2000円と高かったので入らず
潮岬
6時半に起きる。買っておいた朝飯を食べているとコーヒーをもらう。見送られて出発。昨日の雨でフィルムがだめになったのでフィルムを買おうと熊野市駅前の写真屋へ。店の前で止まろうとして…やってしまった初の立ちごけ。店の人にも見られてしまった。それでもそこで買う。コインランドリーに入りぬれた物を洗濯、乾燥。美しい七里御浜を横目に日本一小さい村鵜殿村を通過し和歌山県新宮入り。早速めはり寿司をいただく。目を張るような大きさ(名前の由来)と味に満足。南下し鯨の町太地へ。鯨丼を食べる。さらに南下し海岸に出る。左から海風を感じながら石切岩・橋杭岩を通過し本州最南端の町串本町へ。ここから国道を外れアップダウンを繰り返し進むこと7k、そこに潮岬はあった。目の前に広がる太平洋。そこに独り立った。風が強かった。ここに出たのが3時半。ここから白浜温泉を目指すことに…その距離にがく然。70k近くある。しかし自分の中で何かここにはこだわりがあったみたいで「閉まるのが9時半だからそれまでに着けばいい」などと考えてしまう。走った。とにかく走った。やはり日は暮れる。それでも7時半には温泉街手前10k地点まで来た。そこで夕食。カウンターに座ったら店の人からいろいろ聞かれた。ここで温泉についての情報を聞く。そして温泉街へ。店で薦められた温泉はマップルによるともう閉まっているはずだったのだが…開いていた。着いたのは9時前、終了時間が10時だから余裕で入れると思ったのだが…この温泉、とにかく広い。結局全部回れなかった。それでも露天風呂初体験もあり満足。営業終了直前まで温泉に入った後は…無人駅探し。途中のローソンで「関西1週間」を立ち読みし和歌山ラーメンの「井出商店」の場所を確認。駅に着いたのは11時半を過ぎたころ。やりたくなかったけどやってしまった1日の距離の最高記録更新。駅は窓がなく寒かった。

3月18日  和歌山ラーメンまで100k   130k

 昨日読んだ「関西一週間」で井出商店の開店は午後3時と知った。というわけで3時前につかなくては。行列に巻き込まれたくない。しかもこの日は土曜、遅れたらやばいのは目に見えていた。始発電車が6時過ぎに来たのもあって今日は6時40分にもう出発。和歌山市までは100k。少し急ぐ必要があった。町の境がちょっとした峠になっているところが多かった。あちこちでみかんの路上販売を見た。けど荷物になると思い結局買わなかった。8時半にローソンに入ってから何も食べずに和歌山市入り。早速「井出商店」へ。着いたのは2時40分で店の前にいたのは2・3人ほど。後は3時まで待つだけ…と思ったらすでに店は開いていたようで…中から人が出てきた。ほんの少し待っただけで中には入れた。特製大盛り中華そばを頼む。おいしかったので大盛りなのにつゆまで全部飲んでしまった。それから和歌山駅に行き合宿に持ち込み用の梅酒探し。棚の前でどれにしようか迷っていると試飲できるとのこと。薦められたものを実際味わい合宿に持ち込みに。駅においてあった時刻表でフェリーの時間を確認。そのあと駅の売店をうろうろしていると後ろから女性に声をかけられる。「外においてある自転車はあなたのですか」と。駅においてあるフル装備の自転車はたしかにめだっただろう。さらにリュックにライトを付けていたので声をかけられたのだろう。その人は山形大学のサイクリング部の人で今はこちらに帰っているとのこと。今まで北海道・九州などに行ったそうで…ということは野宿?か聞いてみるとやはり野宿で回っているようで(駅寝同好会をつくっているといっていた)なかなかつよい人のようだ。合宿後尾道から京都方面まで走る予定であることを言うと「その辺は道がないでしょう」…たしかにそうです、はい。和歌山城を見て和歌山港へ。ここからフェリーで徳島に渡ることに。自転車運賃が500円だったので輪行はせず。車がすべてフェリーに入った後ひとり自転車を乗せる。徳島まで2時間ほどの休息。駅で買ったバッテラを食べる。寝ようとしたけど寝られなかった。徳島港に着いたときにはもう真っ暗になっていた。徳島駅に行くが駅の売店はすでに閉まっていた。駅周辺のコンビニに入り徳島ラーメンの店を探すが…見つからない。

和歌山城
周辺の売店でおみやげ用のラーメンは売っているのに。仕方ないので徳島ラーメンをあきらめる。飲み物「ザ・すだち」(合宿に持ち込んだ)を買った後駅周辺の店で「巡礼うどんセット」というのをたのむ。うどんにはわかめとうめぼしとちくわが入っていて(わかめとちくわが名産)それにわかめのおにぎりと酢の物(わかめも入っている)がついていた。またメニューに「すだち酎」があったのでそれもたのむ。…で、このあと野宿地探し。飲んだ後はゆっくり移動。途中に徳島ラーメンとのぼりがでている店を見つけるが、名前が「ラーメン東大」だったのでやめる。そして着いた無人駅。待合室がない…改札がない…きっぷ売り場がない…ホームにいすが並んでいるだけ。寝相が悪い人だと線路に落ちてしまう。11時過ぎの最終電車を見送ってから並んでいるいすの上で眠りにつく。壁が一ヶ所にあるだけだから寒い寒い。

3月19日  疲労?   110k

 始発電車が来たが乗る人も降りる人もいない。鳴門海峡大橋を見に行く。少し進むと雨が降ってきた。そして…ひざが痛い。スピードが出ない、平地なのに。ちょくちょく休みながら進む。橋のふもとの施設に入り長いエスカレーターをのぼり展望台へ。近くに見える淡路島。こんなに近いのに行けないのが残念。うずしおを見るための干潮・満潮の時間が書いてあったが残念ながら見えず。鳴門に来たので鳴門金時。10kほどのアップダウンのあとR11に出て海岸部を進む。道は平坦なのだがゆっくり進む。香川県に入ったところでおみやげ・お食事の看板を見つけそこに入る。てっきり讃岐うどんが食べられると思ったのにそこにはそれはなく、あるのは海産物のものばかり。よくみたらいけす料理の店だった。頼んだのは浜天定食。えび2本と何か忘れたけど魚、それとのり、野菜のてんぷら。それに焼き魚。そういえば初日からずっと海のそばを走ってきたのに海産物を食べてなかった。瀬戸内の海の幸を味わえて満足。津田の松原などを通り高松へ。電柱広告で何回か見た、かな泉といううどん屋へ。かまあげうどんを食べる。そして高松。そごうがここにあることにびっくり。高松駅の売店でぶどうもちとひょうげ豆(いずれも合宿持ち込み)。タウンページで調べてコインランドリーへ。温泉はどこかにないか再び調べるとマップルにものっている四国健康村が24時間営業だと知る。場所は瀬戸大橋のふもと、ちょうどこれから向かうところだ。洗濯が終わるころには雨もやんだ。ここを出たのが9時過ぎ。途中無人駅を探したが予讃線は12時近くまで電車が走っているのもありやはりこの四国健康村に行くことに決定。行くこと20数キロ、着いたのは日が変わる直前だった。昼間雨でぬれた体を洗い温める、塩サウナというものがあった。あとここに薬膳の湯というのがあり、自分の体の弱っているところを刺激するというもの。なんとなく効果がありそうだけど…おすすめしません、これは。入ればわかります。仮眠室のベッドは埋まっていて仕方なく床で寝る。何でここまできて床で寝なきゃならないのか。疲労と思ったが結局ゆっくりと(アベレージ14くらい)100キロ以上走ってしまった。温泉で疲れがとれますように。
鳴門海峡

3月20日  四国の山越え   153k


ゴールドタワー
 秋に泊まった健康ランドと同じように朝食バイキングがあることを期待したがなくて残念。近くにあったゴールドタワーを見てから道の駅瀬戸大橋記念公園へ。橋は大きい。対岸が見える。公園の高台から見えた海、そしてそこにかかっている橋は美しかった。ここを渡れないのが残念。近くには橋の建設に使われた機械・車が保存されてあった。今日の目的地は高知。暗くなる前に四国山地を越えなければならない。かまど(お菓子)を売っている店を見つけたので入って買う。R438にでてそれから高松と高知を結ぶR32へ。道の駅もみの木パークでざるうどん。レジの横で彼岸団子発見。もうこんな時期になっていた。思わず買う。のりのついた団子を初めて見る。ここを出たのが11時半、高知まで100数キロ。果たして抜けられるか。
しかし昨日温泉で休んだせいか思ったより足は進む。とても暖かい日だった。猪の鼻峠を越えて徳島入り。結局この日はこの後急な登りはなかった。祖谷(いや)そばを食べる。めんが短い。大歩危(おおぼけ)、小歩危(こぼけ)を突破。歩道は谷側にあり地名の意味を実感。こりゃ落ちたら死ぬ。しばらくずっと右手に山、左手に谷、R32に土讃線が平行している状態、店もなく。高知県に入ってもこの状況は続く。また四国は高速道も含め道の整備が遅れているのだと感じる。根曳峠をぎりぎり明るいうちに越える。その後道端にエンジンブレーキを使うよう書いてある急坂が6.1キロ続き道の駅南国で日は暮れる。すでに閉まっていて何もなかったのでやはり高知市まで行くことに。
瀬戸大橋

大歩危小歩危
真っ暗な直線バイパスを進み高知駅へ。駅前を路面電車が走っている。高知駅、改札の近くに喜多方ラーメンの店があるのに参った。売店でいもけんぴ(持ちこみ)と筏ようかんを買う。そのあと店を探しかつおのたたきにありつく。ここで食べてわかった。本当のかつおのたたきの味が。おいしかった。高知駅近くの宿をタウンページで調べ地図を頼りに行こうとするも見つからず、めんどくさくなったので無人駅探し。5・6キロでたどり着く。この日泊まった駅は県道のすぐそばにあるのに静かでよかった。11時にはさすがにもう電車は走ってなかった。この駅は高知大の近く、起こされてどこの大学か聞かれたら高知大といえばいいや、と思い寝る。

3月21日  行くよ194で西条(さいじょう)に   140k

 始発が来て起きる。朝は開いていないみどりの窓口の前で話している女の子2人がいたのでどうしたのか聞くと窓口が閉まっているので18きっぷが買えないとのこと。そういえば…と思い自分の持っていた18きっぷを売ることに。今日はうまく行けば松山で合流の日。日程的余裕があれば海岸部を回っていきたかったけれどどう考えても無理なので高知―松山を最短で行くルートをさがす。R33で行くことも可能だったけれどどうせ距離があまり変わらないのなら…というわけでR194+R11。出発してしばらくは路面電車を見ながら高知市内をぬける。伊野町でR194に入る。そして出た青看の西条までの距離表示。道は川に沿ってどんどん山の中へ。程ヶ峠を越えるころには暖かくなっていた。ここで昼食。店で近くの川の焼き魚を食べる。ここからしばらく工事中の道が続く。途中に会った道の駅は4月からの営業、残念。そのうち荒れた舗装路も現れる。そんなところを登ったあとは寒風山トンネル。これが5400メートル。長い長い、ずっと下りの3.5%。登りでなくてよかった。しかし寒かった。トンネルを抜けるとそこは愛媛県西条市。市街地目指して下っていると途中に「地ビール」の文字が。近くの清流で作られたというやや黒っぽいビールを飲む。そして下って市街地へ。「うちぬき」といわれる名水(日本百選)が市内のいたるところで涌き出ていた。ここ愛媛県でも讃岐うどんを食べる。あとはR11(小松街道)で松山へ。途中で日が暮れ夜の峠越え。今までナイトランはしていたけれど、登りでしたことはなく、またかなり暗いのに車が多く怖かった。何か音がしたと思ったらキャリアのねじが一本はずれ不安定な状態に。あたりは暗かったので見つけられず。腹が減り疲れたのでトンネル前の食堂に入る。そのトンネルを抜けたら後は下りだった。拍子抜け。松山まで行けなくもなかったが行ってももう店はしまっていて、また寝床探しに苦労するだろうと思い途中で見つけたコインランドリーで休もうとしていると古瀬から電話が。植木が来るから来い、とのこと。せっかく寝床を確保したのに、と思ったけれどまあ無理な距離でもないので行くことに。10時半に松山駅に着き合流。古瀬、植木と3人で近くの居酒屋「ぶらぶらある記」へ。チューハイ1杯で酔った植木が「真っ暗だ〜何も見えない〜」となっていた。「ふらふらあるき」の植木を古瀬と2人で松山駅まで連れて行く。本当は少し離れたところで野宿するつもりだったのに松山駅という大きな駅で寝ることに。

3月22日  ゆっくりと   55k

 5時に1度目が覚める。待合室が開いたので移動。そして二度寝…したら駅員に起こされる。起こしたらすぐに戻っていった。だったら起こさなくてもいいのに。売店で一六タルトを買いこれを朝食とする。かなり甘い。合宿地は近い。9時スタートでまず駅から10kほどの権現温泉。今日はゆっくり進めばいい…と思っていたら2人のペースについていけず遅れて到着。10時から温泉に入るなんて実にゆっくりだ。温泉を出るときにかぎを見失ってしまい(結局あった)2人に迷惑をかけた。そこからしばらくバイパスで北上。昼食は古瀬の希望で讃岐うどん。ぶっかけうどんの大盛りはうまかった。蒸しパンとコーヒーが自由でよかった。ついていく自信がなかったので2人に先に宿に行ってもらうことにして1人でゆっくりと。物産館に立ち寄りいろいろつまんだり。海辺で休んだり。こんなにゆっくりしたことはこれまでなかった。本来自由なペースでツーリングはやるものなのにけっこう時間及び距離にとらわれているのだと痛感。2人より1時間ほど遅れ宿には4時に到着。

  
  しまなみ海道にて

                                  
後編へ