島人

後編 Re九州編へ

はじめに

 当初は今回沖縄にいくつもりではなかった。昨年行っているし、距離が遠いし、お金がかかるし・・・。しかし1月12日のサークル新年会の際志村から「超割で沖縄行かない?」と誘われる。3月1日〜14日の超割は1月14日までに取らなくはならず、即決を迫られた。迷ったが昨年行っていない宮古島、小浜島、竹富島などを組み込み計画を立てることにし、沖縄に行くことにした。また一方で、一緒に沖縄に行く後輩の参考になればと「沖縄事典」(以下でよくわからない言葉が出てきたときはこちらへどうぞ)のコンテンツを作成するなどHPを更新するうち、自分は沖縄が好きなのだと気付いた。行く直前にはうちなーんちゅの知り合いもできた(バサナイさん)。超割購入時にはそれほどでもなかった沖縄熱は出発直前にはかなり高まっていた。その一方でこれまで「全県制覇」の目標の下、「行っていない県に行く」ということで走ってきた私は、昨夏の全県制覇達成により走る理由の一つを失い、今自分は何処へ向かう?何故走る?ということに悩みながらの出発となった。

*なお今回はお寄せ頂いた疑問「携帯の充電は何処でするのか?」という問いにお答えすべく、充電ポイントを書いていきたいと思います。
*写真はクリックすると大きくなります。

1 Re沖縄編

3月5日 沖縄アゲイン2

 もう回数を重ねたツーリング。2度目の沖縄。自転車は修理に出した後だから問題なし。準備も余裕にこなす。しかし・・・眠れない。そこまで不摂生な生活ではなかったはず・・・。今更緊張することあるのか? そして不眠のまま少し早いが5時過ぎに家を出ることにする。グラブを忘れていることに気付き戻る。次にゴミを出し忘れていることに気付き戻る、さらには航空券を忘れていることに気付き戻る・・・ああ寝不足ってこわい。早めに出て時間に余裕があってよかった。早朝電車の中、夜は明けゆく。昨年とほぼ出発時間は変わらないので迷うことはない。予定よりだいぶ早く羽田に着く。しかし同行する志村はもっと早くに着いていた。私と同じく寝てないようだ。朝食を食べていなかったので空港内の売店で食べる。昨年はけっこう余裕のあった飛行機は今回は満席。観光客は減少していると思っていたので意外に思えた。手荷物検査の際、機内持ち込みの手荷物の中にサバイバルナイフを入れていたため預かりの形になる。めんどい。搭乗の前、もし席が足りなくなった際後発の便に振り替えてもらえれば1万円サービスというのをやっていた。別に急ぐわけでもなかったので申し込んでみる。しかし満席にはならなく問題なし。もし足りなくなっていれば1万円(超割)−1万円(サービス)=0円 で沖縄にただで行くことができたのに・・・。機内では1時間ほど寝る。3時間ほどでやってきました沖縄! 暑いので上着を脱ぎ海人Tシャツ一枚になりうちなーモード(?)で飛行機を降りる。外に出ると太陽がまぶしい、紫外線が強い・・・日焼け止めを塗る。沖縄では油断できない。空港ロッカーに荷物を置いてまずは昼食国際通り。昨年行った「あかさたな」に行きたかったが開いてなかったのでこれまた昨年行ったるるぶ掲載店(名前忘れた)へ。ゆし豆腐定食にするがこれがなかなかの曲者。多めのゆし豆腐を食べるのに一苦労。味が単調ですし。やはりゆし豆腐はメインで食べるものではないですね。さりげないおかずの一品として食べるものと思う。
今日の観光は志村まかせ。古波蔵という交差点を経由して首里へ。といっても首里城には行かず石畳へ。その過程でファミマに入り今回初のさんぴん茶。初めてみたコカコーラのさんぴん茶を試す。石畳は急ででこぼこしてるので自転車を降りて押して下る。その途中でヤシの木が特徴的な家を発見する。下まで下り国際通りへ戻る。まちぐゎーでさーたーあんだぎー(バナナ味、ゴーヤー味)を食べおきなわ屋で泡盛を買いjefゴーヤーバーガーゴーヤーリングルートビアを注文し那覇空港に戻る。
そして石垣へ飛ぶ。機内で日没を迎え着いた石垣空港は前とはちょっと違い新たな建物が。輪行をといた後は慣れた390号を抜けて730交差点に行き先発の1年と合流。さて夕食だ。あさひ食堂に行く流れになるのかと思っていたら1年の希望で焼肉屋。石垣牛うまいっす。安い値段の割にはおいしい。食べまくった後はマックスバリューで買い出し。1時までやっているのにはびっくりだ。普通にあふれているさんぴん茶の品揃えに喜びつつ沖縄ポッカの2Lを購入。早速飲む。公園に移動し野宿。テント張った直後ににわか雨に遭い東屋の下に避難。なんとか狭いスペースにみんなのテントを押し込む。早速飲む。しかし久々の泡盛は少々きつかった。

3月6日 西表アゲイン2

 朝起きてひどいだるさに襲われる。昨日飲んだのが1時くらいで起きたのが7時。ちょっとアルコールが抜けきるには時間がたりなかったみたい。一人遅れて離島桟橋に行く。2度目だから道も乗り方も迷うことはない。なんとか同じ高速船に間に合う。小雨降る中の高速船はなかなかの迫力があります。大原港着で自転車を組み立てる。この際テントのポールが無いことに気づく。輪行袋の中に自転車とともに入れておいたのだが。うわさによると自転車を乗組員が降ろす際、何かを海に落としたということでちょっと騒いだらしいのだが・・・。フェリー会社に電話してみるものの相手にされない。確かな証拠があるわけでなく、また実際そうだとしても海から引き上げることができるわけでもないので困ったものだ。先しばらくは店が無いので大原で買い出し。私はあらかじめホッパーで買っておいたタコライスを食べる。小雨あり少々風あり寒さありの中の出発。一回走って知っている道を1時間半ほど行き日本最南端の西表島温泉。一部の日焼けした人間にはとてもつらそうだった。雨の中の露天風呂への移動は少々寒い。それでも長々といた。一部に長すぎる人もいた。早めにあがり売店のいすで休みつつ充電。後半はマングローブ林を見に行く。その際昨年は同じ所に来たのに意識しなかった小浜島を見ることができた。限られたスーパーで買い出しをして星砂キャンプ場。あいかわらず受付の人は愛想と手際が悪い。名簿には昨年自分が書いたものが見られた。夕食は12皿分のカレーを私持参のこしひかりで7人で食べる・・・おなかいっぱいであります。1日ちょっと寒かったなあ。

3月7日 今年はカヌーで


星砂海岸
 
カヌーで川上り
 
ヒナイサーラの滝上より
 朝はちょっと寒い。インスタントの沖縄そばとバーナー加熱のさんぴん茶で暖をとる。この日は周りはダイビングの予定で、昨年同じ場所でやったことがあるひどく疲れて気分を害した記憶のある私は一人別行動をしようと思っていた。しかし朝からの強風で海は波が高くダイビングは今日は中止で翌日に持ち越し。他のみんなには悪いだろうけど私がひそかに期待していたダイビング以外の別行動をみんなですることとなった。昨日商店でカヌーの張り紙を見つけたのでその連絡先に電話するとそちらは今日はやっているらしいのでそれにする。店の場所がわからなかったので商店まで行き張り紙を確認。店の場所はすぐ向かいにあった。しかしそこで電話するとなかなか繋がらない。ようやく繋がった電話では今は外にいて次は午後2時からとのこと。おそらく1日午前午後の2回やっていて午前分はもう行ってしまったということなのだろう。このとき11時、中途半端にあいた時間でサンガラの滝付近まで行ってみようと船浦まで行き脇道に入る。すぐ店らしきものがあり遊歩道らしきものがある。自転車を置き亜熱帯林茂る山道を20分ほど歩き西田川川辺に出て昼食。暖かな陽気が眠りを誘う。そんなとこで実際寝たらひどく日焼けするだろうけど。滝方面には行かず引き返し戻りカヌーへ。店のおじさんが帰ってくると靴だけ借りてすぐに車に乗り船浦大橋へ。パドリングの練習を軽くして私は一人でカヌーに乗る。連続してオールを動かさなければならないが思ったよりは難しくなく疲れない。ただ数人でカヌーを漕いでいれば多少競争はあるもので・・・それさえ気にしなければ楽に行けるのです。マングローブ林生い茂る浅い川を4,50分上る。そこからは山道を歩く。この道がけっこうきつい。途中にロープを使い岩場を登るところもあるし・・・後の屋久島登山に不安を残す。30分ほど登りヒナイサーラの滝の上にたどり着く。滝の上から森と川を一望。滝の落差に驚く。ただ時折吹く風で強烈な水飛沫が顔にかかる。さらに上流には大きな岩がいくつも転がっている。周りはちょっと先まで行っていたが私は足元が不安だったのでそこで待っていた。来た道を引き返し今度は滝壷へ。木にピンクでペンキされた目印で進むのだがいつからかそれが現れなくなる。川の対岸に赤い目印を見つけたので浅い川を渡ってみる。しかし道は見つからない。見つけた道はなぜか下のほうに向かう道。そのうち登るのかな?と思い進んでみるもやはり下っている。そこがカヌーを使わず河口から滝まで歩いて行く人用の道だとわかったのはずっと後であった・・・。そろそろ時間もなくなってきたので滝壷はあきらめ戻ることにする。川を下る方が楽なイメージがあったが遠浅の海・川は戻るときには潮が引いて土がむきだしになり浅過ぎてこげなくカヌーを引っ張り歩く必要があり疲れる。カヌーは腰まではけっこう濡れる。私はレージャーで行ったのであまり濡れず軽くタオルで足を拭きズボンを履いたが周りはそれができず濡れたままで寒そうだった。みんな疲れていたので夕食をパスタと西表そばという加熱だけすれば楽というものにしてさっさと寝る。

3月8日 石垣再発見

 
西海岸
  
御神崎
 今日は風も弱まりいい天気。周りはダイビングに行く中一人石垣へ。船浦港からちゃんと石垣行きが出ていて一安心。第一便で石垣に戻りまずは3日分の洗濯(充電)。郷土料理・磯で昼食。磯定食はジューシー、パパイヤチャンプルー、アーサー汁、モズクと味わえてなかなか。意外と時間がかかり1時に走り始め。去年は中継地点としての意味合いが大きかった石垣を今年は時計回りに一周することにする。青い海を横に走るのはいい! 他にも海がきれいな島はあるが以外と道は海岸脇を通っていなかったりする。名蔵大橋から海を見渡す。私が沖縄離島を回るのに持っている雑誌「沖縄離島情報」はあまり距離を書いていない(まあ普通観光情報誌なんてそうなんだろうけど)。近いと思い御神崎に行こうとしたら往復1時間もかかってしまった。最後600メートルの脇道は明らかに急だったので自転車を置いて灯台に。実際急なのは最初だけで後はそうでもなかったですが。断崖には青い海、反対方向には芝生が広がる。もう少し時期が遅ければテッポウユリも見れたのだろうけど。次は川平湾。一周道路から湾への展望は木々に遮られているようなので川平集落の方へ行ってみる。そして海岸沿いに出る。堤防に登りホッパーの日替わりうちなー弁当を食べつつ川平湾を見る。そして来た道を引き返し再び一周道路。進むと途中に湾が見えるところが。何だわざわざ一周道路を外れスイッチバックすることもなかったのか。以外と海は見えない道を行き米原のヤエヤマヤシ群落。高く伸びたヤシが生い茂る。ここの駐車場脇のジュースは来たらはずせないだろう。サトウキビとマンゴーのジュースはなんだかなつかしさをおぼえる味だった。売店のおばちゃんに夜どうするの? と聞かれ野宿と答えると「その辺の道路脇はやめてちゃんとキャンプ場に行った方がいい」と勧められる。今更ながらやはり“やつ”には気をつけた方がいいらしい。西表ダイビング連中はこの日のうちに石垣に戻り、私は今日中に一周を達成しそこに合流するつもりだった。しかしここまでに意外と時間がかかったのに加え、なんか最北端平久保崎にこだわってしまった・・・それにこだわらなければ戻れたのに。そして最北端に着いたのは日没後10分で真っ暗。写真も真っ暗で単に最北端に行った自己満足で終わる。そして森の中の帰り道はナイトランするには暗すぎて・・・走りたくない。3方向が壁でトイレ併設の平久保のバス停で食欲が無かったのでコーラだけ飲んで寝る。ひさびさの走りで疲れた。
 
川平湾

ヤエヤマヤシ群落

夕日

3月9日 果てのうるま


トムソーヤで見た石垣の海

エンダー
 6時過ぎに起きじゅーしーおにぎりを食べ明るくなりつつある空の下出発。前々から半潜水式の海中遊覧船トムソーヤに乗りたいといっていた旭以外は第一便に乗り先に波照間島へ。旭がトムソーヤに乗る時間は9時。前々から話を聞いていて、また今回ダイビングをしていない私はそれに間に合うように行きたかった。しかし時間と離島桟橋までの距離からして出発時からかなりあきらめ気味。8時の時点で残り21キロでやはりきつめ。途中でjefでも寄ってゆっくり行こうかな、などと考え始める。しかしここから意外の他ペースが上がり、8時半には「もしかしたら間に合うかも」という微妙な距離になっちゃって・・・R390バイパスを推定アベレージ35でぶっ飛ばし9時5分前に桟橋着。マップで店の位置を確認しちょっと離れている位置の店に行かず船着場に向かう・・・ちょうど船は沖へ出てゆく・・・まだ9時になってねーよ! せっかく来たのに・・・出航を遠めで見ていると係員が「乗りますか?」と。すると船は戻ってきて・・・チケットもないのに乗れてしまった。1人寂しそうに乗っていた旭は一度出航した後に乗ってきた私にびっくり。ちゃんと約束は守りましたよ。あまり石垣の海は期待してなかったのだが10分ほどで沖に出るとこれがなかなか。青く澄んだ海には色とりどりの魚が泳ぐ。ダイビングと違って体が疲れないのは楽。しかし船はそれなりに揺れ、また視線は斜め下向きになるものだから・・・旭は途中から横になっていた。それでも気軽に写真が撮れるのはHP管理者としてはいいことです。1時間ほどで船は戻る。でもそれで十分です。あまり長く乗りすぎても気分を害してしまう・・・。波照間行きのきっぷを買った後時間があったので初めてエンダーに行く。ハムチーズコンボ、カーリーのルートビアで。そしておかわり自由をためす。こんな気軽におかわりができるとはいい店だ。しかし・・・ジョッキの量はけっこうあるなあ。ホッパーで買い出しして波照間便。相変わらず飛ばす。途中にはさまざまな島が見える。去年はあまり意識しなかったけど今年はしっかり確認。行く島があるしね。

石垣島

竹富島

新城島

黒島

全国から集まった石
 1時間ほどで見える波照間。近づくにつれ発電の風車が見え、海の色が変わる。降りたらすぐ待合所に行きみ○る荘の親父から逃げる。しかし何も知らない旭はつかまっていた。教えておけばよかった。先発隊は食事を終えていた。おいしそうだったので私も食べる(充電)。とりあえずニシ浜。ちょっと冷たい気もしたがやはり入る。昨年の反省よりちゃんとレージャーを着て。遠浅の海岸はおもしろいほど遠くまで行ける。足が届かないところまで行くなどしたらけっこうな距離になる。しかし島ぞうりがないと足が痛い。無理して遠くまで行くのはやめる。そのまま塗れたレージャーと水着のまま島中央に行き買い出し。島バナナは甘酸っぱい。ここでビールを買い最南端の地へ。最南端の地で乾杯! 最南端の碑の他に本土復帰を記念して全国から持ち寄せられた石が置かれている蛇型のモニュメントがあります。一面開けていてここから夜空を見たらいいんだろうな。そんなことを思っていたらバイクに乗って野宿は禁止だと言ってくるおっさんが来る。しばらくして石垣行きの最終フェリーが出る前にまた来る。そこでの野宿はあきらめ某所に移動。ニシ浜で水を調達し自炊はシチューでパスタ。ミミガーてびちを買った人がいたのでそれはシチューに入ったのであった。今年は晴れている。夜空を見ながら就寝。

ニシ浜

最南端の地

3月10日 ふしぎな竹富島


波照間島

水牛
 起きて昨日買っておいたゴーヤー弁当を食べる。第一便で石垣へ戻る。今回初のブルーシールは月桃味で。荷物を預けて竹富島へ。近いし本数多いし楽。桟橋から島中央の集落までの道は広く舗装されていて実際より距離を感じさせる。そして集落につくと「なんだここは」という感じ。未舗装の白砂の道の脇には赤瓦白壁の家が並ぶ。近代的な外装の店は全くない。歴史的な町並みを町をあげて保存しているのがわかる。そしてそこを観光の水牛車が通ってゆく。うーん時間感覚がおかしくなりそうだ。とりあえず昼食。見つけた食堂は今日は休み。島南側の喫茶店に行こうとするが目印となるものがあまりなく迷う。また未舗装のため自転車での移動はちょっとめんどうだったりするのだ。メニューにぐるくんがあるわけでもない喫茶ぐるくんで昼食はソーミンチャンプルー(充電)。店の庭には三線を弾く人がいた。

なごみの塔
食べてから行ったコンドイビーチはこれまた遠浅。行ったときはけっこう潮が引いていた時間らしくちょっと水の中歩くことで海中にできた大きな砂浜に行くことができた。そこから近くに小浜島が見える。日差しが強く暑い。でも泳ぐまでは至らなかった。そこに1時間ほどいた後集落にもどりなごみの塔(展望台)決して高いとこらにあるわけではないが島は平坦なのでけっこう見渡せる。近くの店で本日2回目のブルーシール(シークヮーシャー)を味わいつつ島を眺める。またここで沖縄・離島情報を編集している人に声をかけられた。私は雑誌をバッグの表につけていたので目立ったのだろう。そこから犬が見つけたという中筋井戸に行ったがちょっとしょぼい。その後フェリーの時間まで島を適当に散歩する。水牛車の後ろにくっついて行ったりミンサー織りなどがある竹富民芸館に入ったり珊瑚のの展示があるビジターセンターに入ったり・・・。小さな島なので周るのは楽。もし療養するならこの島で何をするというのでもなく一週間くらいいるのもいいかもと思った。別に何があるというわけでもない。でもいい。石垣から近いのに去年はなんでこここなかったのだろう?
コンドイビーチ

伝統的な家々
混みそうな最終便の一つ前の便で石垣へ戻る。石垣では去年お世話になった素泊まり宿ヤンブジーナへ。パナリ(離れ)ができていたのにはびっくり。宿の人は私が去年来たことをおぼえていてくれた。名簿には去年の記録が残っていた。同じく去年書いた雑記帳の方は見つからなかった。その代わり新しいものがありそこに記帳した。また来年誰か後輩がここにくるといいな。シャワーを浴びたあと外へ。今日は7人で行動する最後の日、ということで沖縄料理の店へ行く。店の前には大きい紺色の寝袋を積んだ自転車があった。店内では定食組と単品料理組に分かれ私は後者の方でせめる。後者の4人はぐるくん、らふてー、スンシーチャンプルー、あーさー汁、いのしし料理、じゅーしー…など沖縄料理食べまくり。そしてこれらを食べた後八重山そばを注文する。さらに食べた後はエンダーへ。飲み物はみんなもちろんルートビア。今日はジョッキで3杯。私と同じ量を飲む人が2人ほどいたそうな。しかしカウンターでおかわりをもらってその場で飲みすぐにまたおかわりをもらった人には勝てませんな。その一方で2杯を飲むにも苦労していた人もいましたが。そこでしばらく話した後ホッパーに行き酒とつまみを買い宿で軽く飲んで寝る(充電)。

3月11日 ちゅら小浜島


大岳より
嘉弥真島

大岳より
細崎方面

大岳より
村内集落方面

リゾートホテル
のレストラン
 東京に戻る人、宮古島に渡る人・・・そして3人になった。去年はまったく知らなかった小浜島へ。自転車は混んでいたらそのままフェリーに載せられないことになっていたので輪行。船内はけっこう混んでいた。30分ほどで小浜島。
港の案内所はしょぼい・・・テントなど荷物を東屋のベンチに置き島を周ることにする。まずは島中央の島内最高所の大岳(うふだき)に行く。駐車場に自転車を置き5分ほど登る。昨日行った竹富島の全体が海の中はっきり見える。小さい島なのでここから島全体を見渡せる。小浜小・中学校とシュガーロードを通り島南東部へ。左右にゴルフ場並ぶ道を通り、一緒にいた西田の父親の知り合いの人がやっているというホテルのレストランへ。「食事は室内と外のどちらにしますか?」に迷わず外を選ぶ私たち。脇にプールのある環境で食事をすることに。実に自分には不釣合いである。食べたのは普通のチャンプルーですが。ゴルフ場、テニスコートなど並ぶリゾート施設はいむるぶしの中を通りプライベートビーチに行ってみる。それから島西側の細崎(くぼざき)に行く。西表島が近くにあるのを感じる。近くには海人公園もある。そこから牧場の中に立つ木を探し、島中央の一集落を見て港に戻る。
 夜はあえて石垣のなかよし食堂でポーク玉子定食を食べる。これが沖縄の味なんですね。石垣なら夜でも店は開いている。古本屋に1時間ほど入り、マックスバリューで買出しをして一年ぶりに新川公園へ。一年ぶりでもうるさい原付はいた。近くのコインランドリーで充電し、ワンカップ泡盛まさひろを飲んで寝る。
細崎漁港

3月12日 んみゃーち宮古島



人頭税石

西平安名崎
 朝早く西田が去り二人になった・・・。飛行機までは時間がある。しかしエンダーは開いてなかった。ホッパーで朝食。アーレンキーをなくしたらしかったのでメイクマンが開くのを待ち購入。それでも早めに空港に着いてしまった。ブルーシールゴーヤー味を食べる。店員に(ゴーヤー)大丈夫ですか? と聞かれてしまった。
そして1週間ほどいた八重山を後に。当初はフェリーの予定だったが取れずに飛行機になった。フェリーでは4時間ほどかかるところ飛行機は30分であっという間。新たな島、宮古島へ。石垣より空港が大きく空港周辺の道がしっかりしている。2車線で走りやすい。とりあえず昼飯。蔵という店で宮古そばを食べたが沖縄そばとの違いはよくわからない。でも500円と安かったからいいか。石垣と違い宮古はあちこちにビーチがあり、そこにはシャワーが整備されていることが多い。野宿は楽そうだ。今日は北側に行って戻ってくることにする。人頭税石を発見。身長がこの石の高さ(約1m43cm)以上になると税を課されたそうです。反対方向からきたトラックが止まり運転手が缶コーヒーの残りを石にかけていた。そこで私はさんぴん茶をかけておいた。今日も日差しが強い。そんな中久々に15キロほど走り池間大橋。青い海の上を1500mほどの橋が突っ切る。浅い海なので部分部分底が見える。西平安名崎(にしへんなさき)の風車が見える。橋の先の池間島の入り口には売店があり浜に降りられるようになっている。しかし島自体は特に何も・・・という感じ。一周したがあまり海は見えず視界は開けていない。ほぼ同じ道を通り平良(ひらら)市街へ戻る。そして目をつけておいたパイナガマビーチへ。そこで旅行者に会う。彼もここでテントを張るようだ。彼は歩いて沖縄の離島を回っていた。沖縄の天気予報はあてにならずしょっちゅうにわか雨があるなど少しばかりある知識をひけらかす教えたり、また他に行ったことのある日本各地の話をしたりした。水しか出ないがあるだけましのシャワーを明るいうちに浴び、テントを立ててから海岸沿いの夕日ポイントを探してみる。宮古島と伊良部島を結ぶ、現在計画中の伊良部架橋にて沈みゆく夕日を見る。
夕食は宮古市街へ。西里通りで店を探しメニューのほとんどが358円の珊瑚屋という飲み屋に入る(充電)。私の飲み物はメニューにさんぴんハイがあったので即決定。2人で料理を1人3品ずつ頼む。私はぐるくんとてびちとかまぼこで・・・いかにもつまみだ。そして数日前から食べたかったてびちをようやく食べることができた。二人で飲んで宮古の夜は更けていきました。
池間大橋


3月13日 宮古巡り

 まぶしさと暑さを感じ8時にテントを出る。買っておいた朝食を食べる。志村はよくこの暑さの中寝ていられるなあ。テントと荷物を置き9時出発、南へ。ちょっと行ったところで朝食を食べてない志村がコンビニを探し始めたが見つからない・・・30分後ようやく見つかったAコープで朝食購入。来間大橋へ。橋中央から平良方面を見ると東急のリゾートホテル群が見える。畑広がる来間島を一周。その途中何か金属片が落ちる音がした。急に足が軽くなる・・・SPD金具が靴から外れてしまった。あらためて靴にはめてみようとするが無理であった、がっかり。R390をそのまま行くと内陸に入っていくので海岸の道へ出る。交通量少ない快適な道を行き東平安名崎前の展望レストランに出て昼食。団体客集まる日で私たち一般客のメニューは限定された。それでも貝が特徴的なシーフードカレーはよかった。横の売店で少々お菓子をつまんでから島の東端、東平安名崎へ。駐車場脇には公園が広がり子供がたくさんいた。しかし近くに集落はないから何処から来たのだろう? 歩いて10分ほどの灯台までの道のりには人力車があった。砂浜が特徴的な宮古島だがここは崖になっていて灯台の周りは岩がごつごつしている。灯台は150円で入れたが展望室に行っても他の島が見えるわけではないと思ったら入るのをためらってしまった。北側の道を通り平良市街に戻る。トライアスロンのコースだけあって走りやすい。ジロー楽園はさまざまな熱帯植物ある他に釣堀あり、パターゴルフあり、ヤギがいて、ダチョウがいて、クジャクがいて、名古屋コーチンがいて・・・(以下略)かなり謎だった。
来間大橋より

東平安崎

ジロー楽園で
平良市熱帯植物園は無料だが無料なだけあってたいしたことはなかった。市街地へ戻り古謝本店の宮古そば。難解なメニューを解読し注文。私が頼んだウヤキ(方言で金持ちの意)そばは三枚肉、軟骨、ソーキ、てびちの入ったとてもディープな味だった。パイナガマビーチに戻ると今日は外人さんがいた。ここでテントを張ってもいいかと聞かれたのでOKと答えておいた(本当はいけないのですが自分たちも張っていたので)。ホッパーで泡盛(菊の露)を買い少し飲んだ後エンダーに入り2人最後の夜をゆっくり過ごすはずだったものの、私が飲みすぎてしまい眠くなり早々とエンダーを去りテントに戻ってしまった。

3月14日 那覇の夜

 朝から雲行きがあやしい。今日は移動日でほとんど走ることはないけど。今日東京に戻る志村が持っていたテントを借りて今後周ることにする。店前で開店を30分待ちエンダーへ。今日はせっかくだから朝限定のセットにしてみた。店員がルートビアのおかわりを注ぎにテーブルに回ってきたのにびっくり。1時間後空港に向かう志村と別れる。ついに1人になった。晴れていれば観光物産展でも回りたかったけど雨だったのでホッパーで立ち読みして時間をつぶす。しかし風雨はますます強くなった。港までのほんの1キロほどの道のりでも濡れてしまう。手続きを済ませ弁当を買い雨の中輪行し船へ。有村産業の2等室は2段ベッド3つの6人部屋。テレビも個室シャワーもついていて一瞬快適に思えた。てんぷらがたっぷり入った弁当を食べ寝る。・・・悪天候もあり船はひどく揺れた。それが8時間。横になっているのに疲れる。飛行機に比べれば格段に安いのだがもう乗りたくねーと思った。さらに那覇安謝港着は40分ほど遅れる。港に着いたら急いで輪行をとき連絡をとりバサナイさんと初対面。車の後ろについて行きバサナイ邸に行き、そこに自転車と荷物を置き車に乗り夜の市街にくりだす。バサナイさん、jimさん、??さん(名前忘れてスイマセン<m(__)m>)と飲む。本来港で1人寂しく寝る予定だった沖縄最後の夜は楽しいものとなった。うちなんちゅと飲んで話せたのがまたうれしい。飲んだ後はバサナイ邸に戻り部屋へ・・・(以下略)

3月15日 沖縄と鹿児島の間(1)

 6時に起きる。まだ少し暗い。雨の中バサナイさんにR58まで道案内してもらいそして那覇港へ。乗船手続きを済ませ朝食はホッパーのタコスパスタ。昨日の経験から売店で酔い止めを買う。しかし後で見た船内売店の方が安かった。念願の沖縄ポッカコーポレーションさんぴん茶のCMを偶然見た後船に乗りブルーシールのチョコバーを食べつつ出港を待つ。さようなら沖縄・・・そして新たな場所へ・・・。




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