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試される大地 その1 出発?

はじめに

 北海道は3年前に回っているのですが、その際根室〜網走を通っておきながら知床を回らずでした(根室〜開陽台〜裏摩周〜網走とつないだため)。
 そして以降、知床の自然を感じてみたいと思いました。最近知床が世界遺産登録候補になったことがその思いを強めました。
 また3年前行った開陽台と裏摩周は霧で展望がさっぱりだったのでもう一度行ってみたいものがありました。
 そういえば網走監獄博物館も行っていないから見てみたい・・・。
 かくして 網走〜知床〜開陽台〜摩周 のルートが完成。
 それだけでは短いので 層雲峡 を見ることにして 旭川まで行くことに。

 上記のルートは本来一年前に行く予定でしたが昨年は大学院入試のため夏休みが遅く、その間に早い積雪が大雪山にあったくらい北海道は寒かったので昨年は断念し、晴れて今年行く事となりました。

 しかし夏休みに入ってから足の爪を折る怪我。一時はゆっくり回復を待ってからとも思いましたがやっぱり早く行きたい! という思いが強まり予定の3日前に急遽格安航空券の予約をしたのでした。

8月9日  出発?

 出発の飛行機は午後。だから今回は寝不足を心配しなくていい。準備にも余裕があった。しかし当日台風が関東に接近。早朝のニュースでは本土上陸していた。そして関西北陸方面を中心にいくつかの飛行機の欠航が伝わる。時間が早かったのでもう一眠りしたかったが台風が気になり眠れなかった。その後何回か台風情報を見て長崎の黙祷をすませてから出発。出る直前はにわか雨となった。
 時間は早かったが雨が本降りになる前にということで出航の1時間半前に羽田に着く。そして搭乗手続きを確認すると、目的地女満別は天候調査中らしい・・・落ち着かない。空港内にソニープラザを見つけたので入ったがルートビアがなくがっかりする。カレー屋に入り昼食にするもあまり食べた気がしなかった。空港手渡しになっていた格安航空券を受け取りに行く。その際キャンセルの場合の払い戻し方も聞くことになり鬱。
 ・・・なかなか出航が決まらない。どうなるかわからないまま搭乗手続きを済ませ出発口で待つ。他の便をみると青森便は欠航。しかし札幌便は出航となったいたので期待する。そして関係ない久米島便も見る(時間帯が近かったものでつい・・・)。
 予定時刻15分前になってやっと出航決定! 帰省シーズンということもありこの日の後の便は満席だったのでキャンセルとなると予定変更が困難だったためほっとする。同時間帯の帯広便は天候が悪かったら新千歳に向かうという条件付であったため女満別行きもけっこう危うかった。
 飛行機に乗る。しかしなかなか飛ばない。滑走路が混んでいる。30分待ってから飛び立つこととなった。
 女満別到着は30分以上遅れる。閉まる前に急いで網走監獄博物館を見に行く計画はなくなる。どしゃぶり。気温は18℃。レインコートを着て走るには寒くない。空港から網走の町まで雨宿りするところがなく休んで体温が下がることがないということもある。道が走りやすく、風がそれほどでもないのが救いだった。
 当初予定では3年前と同じ呼人浦キャンプ場だったがこの天候なのでライダーハウス 民宿ランプ別館に予約。網走駅前でガスを買い向かう。思えばこのときに食料を買っておけばよかった。
 ずぶぬれになっていたので宿ではとりあえず風呂に入る。そして夕食。外に出る気はしない。部屋の中でバーナーを使ってもいいことなので自炊する。といっても手持ちの食料は家から持ってきた米、インスタントスープ、缶詰のみ。ホーメルのビーフシチューをおかずにご飯を炊き食べる。部屋は雑魚寝となる。寝袋を持ってきて横になる。初めてのライダーハウス、他のライダーとのふれあいを期待したが台風の避難のせいでなんせ人が多く、また前日に知り合っている人同士がそのままここへ、というのもありいまいち話せなかった。ライダーが10人以上いたのに対し1人のチャリダー。そして到着が遅い(6時半)となかなか輪には入りづらい。それと翌日の午前が期待できないから起きている人が多く日が変わるころまで眠れなかった。酒でも買っておけばよかったなあ。

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