SUN 3 さん'03
はじめに
昨年春に2度目の沖縄ツーリングを果たした後、いつの間にかこのサイトは沖縄色を増し、また沖縄の知り合いも増えた。そして早い時期(昨年の夏くらい?)にはもう今回沖縄に行くことを決めていた。そしてどこを回るか? ということはまず以前あまり見なかった沖縄のグスク(城)を回ることとまだ行っていない久米島行きを決め、そこに昨秋開園した美ら海水族館とそこに近い伊江島を加え、さらにうちのサイトからリンクしているなかしょうさんが昨年行ったという奄美大島を加え、先に奄美に行ってからフェリーで本部(沖縄中部)、そこから下って那覇、そして久米島・・・という計画を立ててみました。その際沖縄でオフ飲みをすることも今回の目標の1つでありました。
2月28日 いもーれなぜ *「いもーれ」は「ようこそ」の意味です。
沖縄の「めんそーれ」が浮かべば連想しやすい?
羽田 |
あやまる岬公園より |
遠くにあるのが喜界島 |
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帰りの飛行機の空きが少ないことに気付き慌てて申し込むような夜を過ごし、思うように寝られないまま出発する。日の出前の都内はとても寒い。電車に乗ってからフェリー乗船券を忘れたことに気付く。やっぱり寝不足はよくないなあ。羽田行きは今回で4回目。早い出発もあり出航1時間前に到着。申し込んでいた奄美行きの格安航空券の手続きも簡単に済ませた。この日は快晴であり、飛行機(窓側に座っていました)からは東京湾、三浦半島、伊豆半島などの形がはっきり見えたことに感動! そしてその向こうに雪をかぶってそびえる富士山、および日本アルプスの山々が美しい。やがて本土は見えなくなり・・・寝る。 | 笠利崎 |
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羽田とは違ってついた奄美は曇り空。さて走り始めるか!と思い軽装になるのだが・・・思ったほど奄美の地は暖かくなかった。いちおう気温は東京より高いのだが・・・。最初に向かったのはあやまる岬。しかし岬公園に行ったものの、肝心(?)の岬名を書いた碑を見つけられず残念。そこから島北端の笠利崎まで北上。喜界島が見える。岬の上は風が強い! 町まで戻り昼食は奄美鶏飯(けいはん)発祥の ”みなとや”へ。店が暗いし入口に誰もいなかったがいちおう店はやっているらしい。メニューを見るまでもなく鶏飯を頼むことに(一品料理はいくつかありますがメインメニューはこれしかない)。ご飯に鶏肉、錦糸玉子、椎茸、ネギ、のりなどをのせ、そこに鶏がらスープをかけてお茶漬けのようにして食べます。これがおいしい。お土産屋に自炊用に鶏飯の素とか売っていないのかな? 西郷南洲謫居跡は要予約なので行くこともなくそのまま大島の中心町名瀬へ。町に着いた時点で5時であり余裕があったのだが自炊用のガスが見つからない。とりあえず観光案内所に行き地図を入手、町外れのニシムタ(ホームセンター)を教えてもらう。しかし求めるメーカーのガスがない。それでもこれ以上は望めないと判断し不安はあったものの他メーカーのガスを買うことに。銭湯に行ってからコンビニで食糧調達。市街地に近いと思っていた大浜海浜公園のキャンプ場への道は明かりのない中登り、その後海辺に下る。売店の軒下に入り鍋焼きうどんを熱して食べ、奄美特産の黒糖焼酎 ”八千代”を飲んで就寝。 | 笠利崎にあった 浦島太郎像 |
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鶏飯 |
3月1日 うけん
高床倉庫 |
前日は飛行機内で1時間くらい寝ただけであるのに、この日も4時間ほど寝ただけで目がさめる。海岸なので風が強く、また波の音がすごい。ご飯を炊き鯖缶で食べ日の出前に出発。今日はきつい道のりが予想されたので早い出発も悪くない。この日は小さな峠を越えたら小さな集落がある、という展開が続く。沖縄北部東海岸みたいな状況を予想していたものの、それよりは集落間の距離が短く、また集落数があるのでましだった。道は海岸近くを通っているのだがトンネルが多い、と書けば険しさが伝わるでしょうか? | |
奥の島は無人の 枝手久島 |
そんなにきつくはない峠が続くのですが大和村から宇検村に入る峠は山の中を通ることをあり少々きつめ。ここでなぜか肉系のものを食べたくなり次の集落にあった売店で100円の焼豚を購入し食べる。宇検村に入ってからは海岸の平坦が続き楽していたもののにわか雨に遭い30分ほど軒下で休む。さらに進んだ宇検村最後の集落で再び雨。その先はきつめの峠があるので急ぐことはせず休む。最初は公民館の軒下だったが少し濡れるので近くの郵便局に移動。事情を話しそこで休む。土曜日の局内は静かだ。局員も1人しかいない。黒糖をもらった。雨はなかなかやまず結局ここで3時間足止め。雨がやんだあと峠を越え、そこにあった集落の人に話を聞き、そこから大島一周道路を外れ景色がいいという曽津高崎を目指したものの、時間が思った以上にかかることがわかり途中で引き返し先ほどの分岐の地点に戻りそこで日没。この日1日いろんなところで「野宿するくらいなら各集落にある公民館を使わせてもらえばいい」ということを聞いてそれをあてにしていたものの、買出しをした店で聞いてみると使わせてもらうにはそれを管理している人の家にいって頼まなければならない様子。暗くなってからではめんどいし気も引けたので頼むことはせず、そのかわりその公民館の裏で野宿することに。インスタントのカレーラーメンとソーセージを食べた。しかし風が強くて冷たくて困った。公民館のそばに建物があり鍵のかかっていないその戸をあけると、そこはテーブルやガスコンロなどがありどうやら倉庫のようだ。そこへ移動し風を気にせずに黒糖焼酎(れんと)を飲み寝る。 | |
曽津高崎方面 手前 に見えるのは立神島 |