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9月2日 不老不死の地へ・・・

  
海岸が美しい

千畳敷

五能線
 起きてみて・・・患部に痛みは残るものの、動けるようである・・・ツーリングを続けることにする・・・どうせ今日は線路沿いで山は無し、いざとなったら駅に行けばいいさー・・・。五能線と並走するR101を行く。すぐに道は海に出る。千畳敷は地震で隆起した岩棚が広がっている。以降ずっと海岸線が美しい道を行く。しかし暑い・・・この日は30℃越え。そして海沿いの風は昨日の龍飛崎以上のものがあり意外と疲れた。
  
不老不死温泉
 深浦町に着いたら不老不死温泉へ。露天風呂は海の目の前にあり、時折波しぶきが飛んでくる。日本海に沈む夕日を見ながら・・・なんてシチュエーションであったら最高だろう。(余談:この温泉は深浦町の「艫作」にあります。同町内には「驫木」なんて地名もあります。それぞれ「へなし」、「とどろき」。読めたあなたはマニアック?)

日本キャニオン
次は近くの山頂から見るとその数だけ湖が見えることから名がついた十二湖(正確には35湖はある)。その最寄り駅である十二湖駅に行き情報収集(関係ないが「駅寝禁止」と書いてあった)、観光パンフを回収。どうやら湖に行くにはここから登らなければならないらしい。駅から2.5キロと近いので行くことにする。最後の500mだけきつい道を行き到着。湖があったがその前に自転車を置いて山道を500mほど歩き「日本キャニオン」にたどり着く。この名はあのアメリカのグランドキャニオンから付けられたものなのだが・・・いかがなもんでしょ? 規模ではとうてい本家に及ばないものの、その奥にあるのが世界遺産の白神山地ということならば、その景観も一見の価値ありであろう。来た道を引き返し次は湖見学。ところが山頂から見えるということはそれなりの大きさがあり、他の湖を見ようとしたらそれなりの距離を移動しなけらばならなく、その道のりがさらに登りであったりして・・・それでも、最初にあった湖はちょっと小さい感じだったので、それなりの大きさの湖である「王池」までたどり着く。その湖のほとりのベンチで休んでいると、近くの売店内で食事していたおっちゃん達から声をかけられる。そこで店に入るとあらかじめ注文していたざるそばとおでんを私にくれた。「おっちゃん達はもう酒飲んでいればいいから、あんたは食べないとダメだよ」なんてこと(?)だったのですが・・・自分は注文しないで見ず知らずの人が頼んだものを食べる私っていったい・・・(でも食べたけど)。ついでにやばめだった充電もちゃっかりやってしまった。そこから先の湖観光ルートは環状になっているのだが行く気にはならずここで下る。

十二湖
  
十二湖
 たまに五能線の列車が通る以外は非常に単調な道を行き、出発5日目にしてようやく県境越え。そこからすぐに道の駅はちもりに到着。ここには白神山地から湧き出る名水があるのでとりあえず汲む。トイレに行きそこの鏡を見て、初めて自分の顔のひどさを知る(傷のことね)。ガーゼを買いに入った昨日のコンビニの店員は驚いたことだろうに。鏡を見ながらガーゼを張り替える。傷口とくっついちゃって痛かったりする。そのうち道は内陸に入り、やがて海が見えなくなる。次第に交通量も出てくる。こうなってくるとつまんない。能代手前の道の駅みねはまに着いたときにはなんか疲れていた。食堂で「そばらーめん」なるものを食する。そば粉を使い作った麺なので麺に油っこさだない。しかしスープはラーメン風というものであった。この道の駅にはバンガローが併設されているのだが、キャンプ場はないらしい。温泉もあるのだが疲れていた。休憩室の椅子にしばらく横になる。そんな私に話しかけてくる人がいた。そんなことをするのはやはりチャリダーだった。大分から来たという彼と話をして盛り上がる。しばらくして9時になり休憩所が閉められる。外に出て建物の脇で寝る。

白神山地を望む

そばラーメン

夕暮れ

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